【マイホーム購入】頭金なしのフルローンだと現金は一切不要なの?

2022年2月22日

住宅ローンを組む際に頭金がなくても大丈夫!と謳っている広告なんかをよく目にします。
今回実際に住宅ローンを組むことになって、嘘つき!(笑)となったので、実際に契約する際にどうだったかをこの記事で紹介したいと思います。

頭金なし!フルローンとは?

頭金とは、住宅購入の際に住宅の価格から、ローンの借入額を引いた金額のことです。
「頭金+ローンの借入額=住宅の価格(+諸費用)」となり、頭金があるとローンの借入額を小さくすることができます。
目安として住宅価格の1割程度を頭金として用意するように言われていましたが、今はローン減税などもあるため頭金は0円で、住宅価格と諸費用全てをローンで賄うフルローンで組む人も増えています。
こう言われると、「じゃあ貯金は0円だけど家が買えるんだね!」と思う人もいるかと思います。
私も住宅価格の1割も貯金ないけど、フルローンでいけるらしい!と思っていたクチです。。

マンション契約にかかる諸費用

諸費用は物件価格の10%ほどを見越しておきましょう、と言われる事が多いです。
この内訳としては下記の通りです。

仲介手数料
売買契約書印紙代
融資事務手数料
住宅ローン保証料
融資契約書印紙代
火災保険料
登録免許税
司法書士報酬

また、契約の際には上記の諸費用とは別に物件価格の一部として手付金を支払うことになります。

ローン審査前に現金の用意が必要!

上記の中で、ローン審査前に支払う費用が「手付金」です。
手付金は物件価格に含まれるのですが、契約後に一方的に買主・売主が契約を破棄できないようにするための抑止力となります。
買主が契約を破棄する際には、この手付金は売主のものに。
売主が契約を破棄する際には、手付金の2倍の金額を買主に払う必要があります。
手付金の金額は買主と売主で取り決めをするものなのですが、抑止力となるためにはお互いに失うと痛手になる金額の必要があります。
なので、相場的には住宅価格の5~10%あたりで設定されているそうです。

私も契約時に住宅価格の約5%の現金を支払いました。
10%と言われたら買えなかった〜〜とヒヤリとしました。
ちなみに、双方の取り決めで金額が設定できるので、手付金を値下げしてもらう交渉は可能なのですが、人気物件などで複数購入希望者がいる場合には設定金額で払う方の希望者が優先されることもあるそうです。

まとめ

頭金は0円でいいという話はよく聞くので、完全に自己資金ゼロで購入できるかと思いきや、実際はローンを組む前に支払うお金があり、現金の用意が必要だった!という話でした。
幸い貯金が全くないわけではなかったので問題なく契約できましたが、手付金の金額設定によっては購入を諦めざるを得ない可能性もありました。
頭金なし≠自己資金ゼロとは違うよ!ということで。。
これからマイホーム購入を検討されている方のお役に立てば嬉しいです!