療育への不信感。先生の声かけがおかしい?と感じたときに取った行動
引越ししてから半年経った頃、療育の施設にも慣れてきたこともあり、個別療育から集団療育に変更しました。
就学準備と称して、同じ年長さんのグループで座学のようなことをしたり、勝ち負けのあるゲームをしたり、娘は楽しく通っています。
私の子が通っている施設は療育が行われている間、親はモニターを通して療育を見守るというシステムになっています。
泣くことは恥ずかしい?
その集団療育を受け持つ先生の声かけに私は疑問を持つことがしばしば。。
「困ったときはどうしたらいいかな?泣いてたら恥ずかしいよね、困ってることを先生に伝えようね」
「間違うことは恥ずかしくないよ。だから間違って泣かなくていいよ。そっちのほうが恥ずかしいよ」
「先生も子供のころは恥ずかしがり屋だったけど、もじもじしているのを人に見られるのが恥ずかしいと気づいてもじもじするのをやめたよ」
こんな声かけが毎週行われており、私のもやもや、先生への不信感は募っていきました。
そもそもなんですが、困ったときに言葉で伝えるのが難しいから療育に通っているのです。
気持ちのコントロールができないから泣いてしまう。
それをわざわざ「お前たちは言葉で伝えられず泣いて恥ずかしいやつだ」「お前たちは恥ずかしいことをしているんだ」と毎週毎週刷り込まれている、というように感じました。
私たち夫婦の選択
療育に付き添うのは私なので、夫はこの先生の声かけを直接聞いてはいませんが、療育でこんなことをしたという話は夫とも毎週共有しています。
1回目は「ん?」と思ったのですが、それまで個別療育ではその先生の声かけに違和感を持ったこともなかったので、特段報告はしませんでした。
2回目に「これは、、」となり、夫には先生がこういうことを言ったと報告。この時点で、次も同じような発言があるようなら何かアクションを取ろう、という話になりました。
そして3回目はすぐにやってきました。
夫と相談し、事業所に確認したいことをすり合わせました。
確認したいことは「この先生の声かけは、事業所の指導方針に沿っているのか」という点でした。
こちらは素人、あちらはプロ、何か意図することがあるのかも?という思いもあり、これが本当に間違った声かけなのかは断言出来ないという思いからです。
もしこの先生の声かけが事業所の方針なのであれば、どういう意図なのかを知るべきだと思いましたし、方針ではないのであれば、この先生の療育は受けたくない、と伝えようと決めました。
私だけだったら「こういう声かけは間違っているんじゃないですか!」と最初からケンカ腰で乗り込んでしまったかもしれません。。夫に感謝です。
夫へ先生の発言について伝えるときは、口頭ではなくLINEを使っていたので、いつの療育か、どのようなシチュエーションで何と言っていたかが振り返りやすくとても役に立ちました。
事業所へ相談
夫と一緒に行ける日に、「療育のことで相談したい。可能であれば〇〇先生(事業所の責任者の先生)に対応してほしい」と事業所に申し入れ、相談の予約を入れました。
当日、事業所に家族総出で伺いましたが、いつもは療育に来ない夫も同席だったことで、責任者の先生は「一体なんだろう」とかなり構えたんじゃないかなと思います^^;
上記のことを先生にお伝えすると、「事業所の指導方針ではない」とのことでした。
「様々な体験から困った際の対処方法を知り、結果、泣かなくてもいいようになることを目指していて、療育はその練習場所である」と私たちが療育に対して求めていることと、事業所が目指していることが一致していることも確認ができ、安心しました。
責任者の先生の提案で、問題の先生はグループ療育から外れることになり、それまでグループ療育は先生が一人でしたが、先生が二人つくようになりました。
グループ療育を複数の先生が見てくれるようになったのは、先生の独壇場にならず、先生同士の連携・情報共有の意味でも、受講者としてよかったです。
事業所の先生方の負担は増えたかもしれませんが、、グループ療育の質は上がったと感じています。
まとめ
今回は療育の先生の声かけがおかしいのでは?という疑問から、どう行動して解決したかを書きました!
療育の先生はプロだから、とすべて鵜呑みにしてしまいそうですが、わからないことや納得できないことがあれば勇気をもって「これはどういう意図ですか?」と聞いてみることが大切だと思いました。
今回、私たちはそうすることで事業所に対する信頼度も上がり、療育の内容も良くなったので、行動してよかったと感じます。
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